あまりこのサイトでは悲しいお知らせは書きたくなかったのですが、俺の尊敬する日本人ミュージシャン、LOUDNESSのドラマー樋口宗孝氏が肝細胞癌により2008年11月30日入院先の大阪の病院で亡くなられてしまいました。
小さな子供の頃から回りの影響でDeepPurpleやAerosmithなどを聞いて育った俺。殆ど邦楽を聞かない、そんな環境だった中、偶然FMラジオで聞いて度肝を抜かれたのが「LOUDNESS」、しかも日本人!あの時は感動は今でも覚えてる。
樋口宗孝は1977年、本来はハードロック志向の音楽性だったものの、様々な事情でアイドルバンド「LAZY(レイジー)」としてプロデビュー。LAZY解散後の1981年にニ井原実、高崎晃、山下昌良で結成されたLOUDNESSとしてデビューアルバムを発売。
5thアルバム「THUNDER IN THE EAST」でアトランティックレコードとワールドワイド契約を結び、日本人初となるビルボードアルバムチャート74位を達成。6thアルバム「SHADOWS OF WAR」(アメリカタイトル「LIGHTNING STRIKES」)では64位に。この日本人記録はいまだに破られていない大記録。
EUROBOUNDS/Esper – 1984年
初のヨーロッパツアー。このころ小中学生な自分から見て、彼らが大人に見えていたけど当時23歳前後。この若さでこの演奏力。世界中が驚いた時代。今はともかく20年以上前はアジア人なんて馬鹿にする奴もヨーロッパには多い中、熱狂的に受け入れられた。
Soldier Of Fortune/Mike Vescera
第2期マイク・ヴェセーラ時代。余談になりますがSoldier Of Fortuneは2004年フジテレビF1中継のスタジオオープニングに頻繁に利用されていました。この選曲はヨーロッパの世界に挑む佐藤琢磨とラウドネスのイメージを重ねていたと思う。2004アメリカグランプリで3位表彰台を獲得したレースでは、チェッカーと同時にRock’n Roll Gypsyが流されていました。あのときは2重に感動。F1総集編も琢磨のシーンに流れている曲の多くはLOUDNESSです。
SLY/Kingdom Come
ラウドネス脱退後、再びニ井原実と元EarthShaker石原慎一郎、元Blizzard寺沢巧一で結成。このドラムこそひぐっつあん。素晴らしいスピード感。
DRUM SOLO
LOUDNESS復帰後のドラムソロ。
ジョン・ボーナムもコージー・パウエルも才能ある名ドラマーは若くしてこの世を去ってしまったけど、ひぐっつあんのヘヴィなリズムが聴けなくるなんて。至近距離で見た時のバスドラ一発で空気が歪むほど音のでかさは最高。
高崎晃がギターヒーローとして世界中にその名が知れ渡っているのも、このドラムがあってこそ。俺に取って数人だけいる心から憧れと尊敬している人の一人でした。ありがとうひぐっつあん。
LOUDNESS(Official website)
ニ井原実BLOG「R&R Gypsy」
AkiraTakasaki.com
LOUDNESSドラマー、樋口宗孝死去(WeROCK Press)
ラウドネス・樋口宗孝さん、壮絶がん死(デイリースポーツonline)
ボーカル・二井原「作品は生き続ける」(デイリースポーツonline)
樋口宗孝 永眠・・・(PUSH!PUSH!PUSH!.net)
■海外ニュース
MEGADETH Drummer Comments On Passing Of LOUDNESS’ MUNETAKA HIGUCHI(BLABBERMOUTH.NET)
LOUDNESS Drummer MUNETAKA HIGUCHI Dead At 49(BLABBERMOUTH.NET)
X Boards -> Munetaka Higuchi passed away
Loudness Drummer Munetaka Higuchi Passes Away(Metal Underground.com)
MEGADETH – MEGADETH STAR PAYS TRIBUTE TO HIGUCHI
::: Shane Gaalaas ::::My deepest sympathy(シェーン・ガラス公式ブログ)
コメント
昨夜はNixxさんの野望に加担できず仕舞いで失礼致しました。
以後もう少し練習して、何とかなりたいものです・・・。
コメントまでしちゃうのはどうかと思ったのですが、
HPの名前に気が付いてしまったのでコメントしちゃいます。
LOUDNESSの件でいろいろ突っ込ませて頂いたのは
HIDE-vito-にもそりゃもう相当の思い入れがあったからなのです。
当時(中学)からHIDE-vito-はLOUDNESSを心底崇拝しておりまして
その勢いでランダムスター(WESTの本物フリッカー搭載のコピーもの)を抱っこして
LOUDNESSのコピーバンドを組んでました。
毎日毎日~~~~~食事の時間も惜しんで何時間も何時間も弾きまくっていたので
脳細胞の2/3は間違いなくLOUDNESSでした(←ばかっぽい・・・)。
それ加え、学生時代の彼女がひぐっつぁんと近しい仲(←あやしい表現)
になってみたりといろんな意味で他人とは思えない独りよがりな親近感を持っておりましおた。
病床からのメッセージを見るたびに
「俺にはまだまだやりたい事がある」 「必ず元気になって戻ってやる」
そんな思いがズッシリと伝わってきただけに本当に残念、
そしてそんな彼が可哀想でなりません。
あの日以降、当時の仲間から「おい!!」って感じで連絡があったのですが
みんな口を揃えて「ひぐっつぁんいないと無理だろ!」をHIDE-vito-叱ります・・・
人は必ず死んでしまうものですが・・・早すぎる
今はただ、あっちにも扇風機がある事を願うばかりです・・・・・・・・・合掌
HIDE-vito-さんどもですー同世代ですね。
分かります分かります、彼らが与えたインパクトは当時中学生だった
自分には大きかったです。自分の中では今も間違いなく大ヒーローですよ。
今までに彼らを超えるバンドは日本からは出ませんしね。
>WESTの本物フリッカー搭載のコピーもの
そうそう、ESPの本物は学生には高くて買えないのでみんなまがい物でした(;´▽`)
売れて歳を取るとおとなしい音に変わっちゃう人が多い中で、復帰以降も
1音下げヘヴィなサウンドが格好良かっただけに、オリジナルメンバーで
ワールドツアーに出て貰いたかっただけにとても残念。49歳は早すぎます。
>今はただ、あっちにも扇風機がある事を願うばかりです
ちょっとワラタ(;´▽`)