先週の金曜に起動ドライブにしていたHDDに突如不良セクタが増殖するというイベントが発生。それまで特に不具合のある挙動をしめしていなかったのでバックアップを怠っていたファイルがあり、さあ大変。
常に最重要ファイルは2重3重にNASやDVD-RやサブPCへとバックアップされているので特に問題は無かったものの、やはり取りこぼしているファイルがありこれらの救出を目指します。
このサイトの過去ログを見ると前回のHDDトラブルは2005年、その前には2003年に発生していた様なので、サイトを始めてからは5年ぶり3回目。
症状としてはbiosからは認識出来るが、この不具合の有るHDDをマザーボードにSATA接続するとWindowsが起動したりしなかったりで非常に不安定。
何となくUbuntuからCDブートしてみると安定してHDDを認識出来たのでドライブをマウントして別のHDDへコピー。不良セクタが増殖しているため転送速度が1-5MB/s程度しか出ないので非常にイライラするけどこの時点で90%程度のファイルは数時間掛けて救出完了。
残りのファイルはセクタに問題があるのか読み込みが難しく、ここからはあれこれとソフトウェアが登場。
HDD Regenerator
ハードディスクの不良セクタを物理的な障害で無ければ60%程度の確率で修復するというソフトウェア。シェアウェアとフリーウェア版があるので、今回はフリーウェア版でお試し。
フロッピーから起動するとHDDを認識。スキャンに数時間から数日掛かるので寝る前に放置してみた所、問題の不良セクタにさしかかるとHDD Regeneratorが固まってどうにもならず。あきらめ。
HDAT2
こちらもHDD Regeneratorと同様なフリーソフトウェア。最新版のHDAT2だとエラーを検出出来ずにノーエラーで終了。問題のセクタも修正されずなので意味無し。サイトから古いバージョンで試してみると今度は不良セクタ地点で固まってしまう。
SeaTools for DOS
Seagate純正ツール。Short TestもLong Testもエラー。当然バッドセクタも修正されず。
USB3.0外付けHDDケース
この辺りでめんどくさくなってきたのと、重要ファイル含めて90%吸い出せたので諦めかけたのですが、なんとなくUSB3.0外付けHDDケースを買って来てみる。
と言うのもマザーボードのSATAに直接接続するとどうやってもOSがブート出来なくなってしまうので、OSが起動してからUSBで繋げてみる作戦。
ケースに入れてUSB接続するとアクセスランプが付きっぱなしでいかにもダメパターン。元々期待していなかったのでそんな物だと思いつつも、時折カラカラとHDDを読み込む音がしているのでちょっとの期待を込めて暫く放置。
5時間後
事態はちっとも変わらずランプがぱかぱかと点滅を繰り返すのみ。さてそろそろ諦めて寝るかと思った深夜2時ごろ。アクセスランプが停止し、突如Windowsから認識。数ファイルを除いてHDDへフルアクセスが可能になり転送速度も20MB/s程度出る。諦めなかったのでそこで試合終了じゃなかったです。
急いで残りのファイルを吸い出し。あんなに苦労したのはなんだったのか、小一時間問いつめたくなるオチで無事バックアップ完了。
今回は土日の二日間を使って何とか復旧出来たので良かったけど、ハードディスクのトラブルは心臓によろしくないのでバックアップしまくれ、というお馴染みのお話でした。
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おすすめ平均 使用後の感想 安価ながら速度的にも安定+ACアダプタが扱いやすい コストパフォーマンス良し 使用一ヶ月 流石にUSB3.0は速いです。 by G-Tools |
フリー版 HDD Regenerator で 不良セクタ を 修復 する(ハードディスク番長)
コメント
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