ランス・アームストロング、ツール・ド・フランス7連覇の記録が剥奪に

1999年から2005年までツール・ド・フランス7連覇と大偉業を達成したロードレースのスーパースター、ランス・アームストロングが2012年6月12日にUSADA(米国反ドーピング機関)よってドーピング違反と告発されていた件について、今後は争わないと発表。これによりツール・ド・フランスでの優勝記録が全て取り消される模様。

アームストロング氏、ツール・ド・フランス7回優勝はく奪される
http://jp.wsj.com/Life-Style/node_500081

元自転車ロードレース選手のランス・アームストロング氏が23日、ツール・ド・フランスでの7度の総合優勝を取り消された。ドーピングをしていたとの告発について釈明を拒否したためだ。

 アームストロング氏は、米反ドーピング機関(USADA)が6月に起こした告発に異議を唱える意向がないと同機関に伝えた。USADAによると、これを受けて同氏のタイトルが1998年8月1日にさかのぼってはく奪された。ツール・ド・フランスで初優勝したのはこの1年ほど後だ。また、生涯にわたり、オリンピックなどへの出場を禁じられるという。

アームストロングの事はご存知に方も多いと思いますが、生存確率50%とも言われた難病を克服してそこからツール・ド・フランス7連覇という前人未到の大記録を達成した偉大な選手です。

身体の不調を感じ、診断を受けたランスは1996年10月2日、医師から自分が精巣腫瘍に侵され、既に肺と脳にも転移しており、生存確率は50%であることを告げられる(ナイキによって2005年から発売されている彼のブランド「10//2」やトレック社「1/2 Series」はこれが由来)。

精巣腫瘍には化学療法を施すのが一般的だが、治療薬のブレオマイシンには肺毒性があり、間質性肺炎を引き起こすなど、心肺機能を低減してしまう副作用があるため、プロの自転車選手として復帰することは不可能になると判断したランスはこれを拒否。結局インディアナ大学医学部で心肺機能へのダメージは少ないが、より過酷な化学療法を施し、さらに脳の浸潤部を切除することとなった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0(Wikipedia)

近年のツールでも2007,2009年総合優勝を果たしたコンタドールもドーピング発覚で出場停止処分になっていて、自転車競技は体力や持久力の要求がとてつもなく大きい競技の為にドーピングの効果が高く、また選手への検査も非常に厳しいために結果的にドーピング発覚が昔から非常に多く、今回も残念すぎる結果が発表になってしましました。

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Lance Armstrong
アームストロング氏、ツール・ド・フランス7回優勝はく奪される(WALL STREET JOURNAL)

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