今から約15年前の1994年の冬の事、セガからメガドライブを32ビット機へと拡張する「スーパー32X」というあまりのマニアックぶりに素人目にも失敗が見えているハードが発売されました。
日本国内ではファミコン、スーパーファミコンに押されメジャーには慣れなかったメガドライブですが、北米ではGENESISの名前でソニック・ザ・ヘッジホッグのヒットもあり、任天堂勢を上回る好調なセールスを記録。それ故に北米市場でのメガドライブの延命を考え「スーパー32X」の登場となりました。
しかし時は「セガサターン」や「プレイステーション」と言ったゲームファン待望の次世代機が発売日を迎え盛り上がりを見せている中、その「セガサターン」の登場から一ヶ月と短いスパンで続けざまに発売するというマーケティングをまるで考えないスケジュールで「スーパー32X」は予想通りまったく売れずにメガドライブと共にフェードアウト。またこの混乱が尾を引いたのか、北米市場ではセガサターンは失敗に終わり「GENESIS」で得たシェアの大半を失う事になったのでした。
その「スーパー32X」に15年ぶりにソフトが登場、あの名作FPS「ウルフェンシュタイン3D」の移植版が登場です。と言っても個人が勝手に移植したもので実機で動作させるのは無理がありすぎですが。
販売本数は少なかったものの、ソフトの質は比較的高かった「スーパー32X」専用ソフト。32X専用ソフトは7,8本持ってますよ。今では入手困難なレアソフトになってしまった「ステラアサルト」を買い逃したのが残念。
我が家では「スーパー32X」もメガCDも現役マシンとして押し入れで待機中です。金色に輝く16-BITの文字がまぶしいぜ。
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