ソフトバンクは両者ともに子会社であるイー・アクセスとウィルコムを2014年4月1日に合併すると発表。存続会社はイー・アクセスとなり、ウィルコムは消滅する。
イー・アクセスとウィルコムが来年4月1日合併 親会社のソフトバンクが発表
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131203/biz13120315450015-n1.htm
[browser-shot width=”400″ url=”http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131203/biz13120315450015-n1.htm”] ソフトバンクは3日、イー・アクセスとウィルコムの両子会社を来年4月1日付で合併させると発表した。イー・アクセスを存続会社とし、同社社長のエリック・ガン氏が合併後も代表取締役社長を務める。
両社とも、携帯電話3社の対抗勢力として事業を進めてきたが、ともに経営難となり、ソフトバンクグループ入りして経営状況が回復し、落ち着いていた。
ソフトバンクでは、両社の似た立ち位置を踏まえ、店舗での相互協力体制を敷くなど、提携・統合をうかがってきた。合併により、単純計算すれば、1000万件以上の加入者を持つ大型キャリアとなる。ウィルコムのPHS事業など、両社の主力事業はそのまま継続する予定。
ウィルコムはスマートフォンの名称すら一般に知られていなかった2005年にW-ZERO3を発売するなど目の付け所は良かったのかもしれないけれど、当時は一部のマニア以外にはスマートフォンは広がらず、スマートフォンが受け入れられた頃にはPHSの通信速度の遅さでやっぱりマニア受け止まり。
いっその事、新会社もソフトバンクグループなんだから契約回線数を発表する時にソフトバンクにまとめることで3,400万(ソフトバンク)+1,100万(イー・アクセス+ウィルコム)=約4,500万契約となってKDDIを追い抜き携帯事業でシェア2位になり、王者ドコモの約6,000万契約の後ろ姿が少しだけ見えてくるのでそっちのほうが面白そう。ソフトバンクが煽れば他社もなんだかんだで安くなるし。
DDIポケット時代からウィルコムまで7年ぐらいPHSをメインに使っていたので、ウィルコムには多少の思い入れもあるのですがこの辺がPHSの潮時かと。すぐにPHSサービスが終了することはないでしょうが、すでに役目を終えた感あり。
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